FM横浜チャーターヘリ坠落事故
青森県大间町の大间崎で7月6日,青森朝日放送がチャーターしアナウンサーら4人が乗ったヘリが坠落した事故は记忆に新しいところです。
ヘリの坠落事故というと,21年前――。
1987年8月2日15时50分ごろ,FM横浜(当时)がチャーターしたヘリコプター,アエロスパシアルAS350Bエキュルイユが茅ヶ崎冲に坠落,DJの石田纪子さんと男性プロデューサーの2人が死亡,3人が重伤――という事故が起こりました。
このとき,一行は「湘南ミュージックスカイウェイ」という番组のデモ飞行を行なっていました。
「湘南ミュージックスカイウェイ」は「湘南地方を中心に首都圏をヘリで飞行,上空から见たもようを石田さんがリポートしながら軽快なポップスを流す人気番组」(神奈川新闻)で,「生放送ではなく,事前に収录したテープを放送していたが,昨年四月の番组スタート以来ディスクジョッキーを务めてきた石田さんが二日の放送を最后に交代するため,この日は放送に合わせて,生放送のように湘南海岸をデモフライト中だった」(同)
まさに本当のラストフライトになってしまったのです。
そして,この事故の约10分后の16时,すでに亡くなっているはずの石田さんの声がラジオから流れはじめました。「湘南ミュージックスカイウェイ」の放送がはじまったのです。
ヘリコプターは高度を下げて,速度を落とし,茅ヶ崎海岸をゆっくりスライドするように旋回しています……
天国からの放送でした。
事故の第一报がFM横浜に届いたのはすでに番组の放送が终わったあとの17时前。この时点では事故のことをFM横浜の谁も知らなかったのでした。
「湘南ミュージックスカイウェイ」がはじまったころは横浜に住んでいたこともあり,何度か闻いたことがあります。石田さんの声,好きでしたが,残念ながらσ(^^;)の趣味でない音楽がほとんどでしたねえ。
この事故によって「湘南ミュージックスカイウェイ」は打ち切りとなりました。そのあおりをいちばん受けたのは石田纪子さんの后がまに决まっていた斉藤厚子さんという人だと思います。
ついでですが,「湘南ミュージックスカイウェイ」の后番组は「サウンドディテクション」という番组で,その案内役を务めたのは当时日本女子大の大学生だった向井亜纪。そう,代理出产でトラブルを起こしているあの向井亜纪です。