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刚去看了小说网站,作者打算出哈谢的续集了

只看楼主收藏回复

第七卷的名字叫转生王子与慧眼射手,上个月底放了序章


IP属地:广东来自Android客户端1楼2024-01-10 00:06回复
    以下是作者年末总结及序章原文:
    年末恒例のご挨拶 2023年版 (+おまけ)|楠 のびるの活動報告
    年末恒例のご挨拶 2023年版 (+おまけ)
    2023年 12月31日 (日) 12:45
    お疲れ様です。
    なんとか日々生き抜いている楠です。転職がうまくいってませんが「まあ私には応募することができても決定権ないしな!とりあえず応募書類で送ったクリアファイルは返却してくれ」と開き直って日々就活です。次はまともなところで働きたいです。
    さて今年もあと少しとなりました。
    なんだかんだで今年は短編が書けて、少しは執筆意欲が戻りつつある……あるといいなぁ(希望)というかんじです。
    また感想、コメント、DMなどなどメッセージありがとうございます。返信はできていませんが、大切に読ませてもらってます。
    ペケッター(X=元ツイッター)でもアンケートにご回答ありがとうございました。
    来年の活動予定や目標は
    ・書籍の各巻の番外編をなろう掲載
    ・ハーシェリク続編の公開
    ・名前変えて別サイトで新作公開
    ・新作をとある賞へ応募(公開は未定)
    ・転職成功する(重要)
    ・愛猫を愛でる(最重要)
    というかんじです。まああくまで予定で目標です。一番下しか達成できないかもしれません(笑
    さてこれだけではあれなので、ハーシェリクの続編の序章をおまけで置いていきます。拙い部分多々ですが、ご容赦ください……


    IP属地:广东来自Android客户端2楼2024-01-10 00:08
    收起回复
      ハーシェリク 第7作『転生王子と心眼の射手』
         序章 サクラと入学式と天誅
       雪が溶けて日差しが暖かくなり、草木が芽吹き始める春が、北の大国グレイシス王国に訪れた。
       大国といっても貧しい者はまだ存在する。食料も暖を取るための木材も心もとなかった厳しい冬が終わったことにより、人々の表情も冬と比べればだいぶ柔らかくなった。
       田畑では農民たちが土を耕し、種を蒔きはじめる。草が茂りはじめた牧草地を家畜がゆっくりと歩き腹を満たす。商人たちは冬の間行き来が少なくなっていた行商の準備をはじめた。傭兵ギルドや騎士団は、冬眠から目覚め春先に現れるお腹を空かせた猛獣や魔獣の討伐へと駆り出された。
       そんなグレイシス王国の王都にも、例外なく春が訪れる。
       もともと賑やかな城下町は、春の祭である精霊祭の準備も行われ、さらに沸き立っていた。
       そして本日、国立学院で入学式が執り行われる。
       学院の助教授である男は、小走りで渡り廊下を進む。
      (いったいどちらに行かれたんだ。こんな忙しい時に!)
       内心舌打ちしつつ、お目当ての人物を探す。彼は本日の入学式の裏方の仕事を任されていた。会場の飾りつけから、来賓や学生たちの席順、式の進行手順……その他諸々の雑務。
       助教授といえ、まだ若く実家の爵位も子爵程度の彼は、ありとあらゆる雑事が押しつけられるのはいつものことである。そして少しでも粗があれば、上司から嫌味を頂くともいつものことである。
       様々な準備を終えて、今日を乗り切れば、一時だが楽になる。今夜はいい肉と酒を用意し、一人慰労会を行う予定だった。なお彼女も婚約者もいない。いい雰囲気になりかけた女性もいたが、激務な仕事のせいで対応がおざなりになり、いつのまにか別の助教授(伯爵家の次男)と付き合い始めたと噂で聞いた。
       なんとも世知辛い世の中である、と心の中で涙する。
      (そういえば……)
       ふと、男はさきほどのことを思い出す。探していた人物は、待機する部屋に案内したあと、窓の外を見ていたではないか、と。視線の先には……
       男は方向転換すると足早に目的の場所に向かう。
       そこには彼が予想したとおり、光景と探し人がいた。
       薄紅色をさらに薄めたような淡い色合いの五枚の花弁が、枝すべてを覆うように咲かす樹木。側妃コクヨウが陽国から嫁いだときに持参した、数々の持参品のうちの一つである。
       名は確か『サクラ』。陽国の初代国主の名を持つその樹木は、挿し木で増える性質で、庭師は世話に苦労していると聞いたことがある。なにせ他国から王族へと貢がれた品だ。枯らしたら打ち首になるかもしれない。
       サクラは、咲き始めてから二週間程度と短い期間で散ってしまう。そのためいつも入学式の頃には散りはじめ、まるで吹雪のように花弁が乱れ落ちた。
       今年も同じく、花弁が落ちはじめていたが、そのなかに佇む、小さな影が一つ。
       一陣の風が吹き抜けた。
       花弁が舞い散り、影の髪も揺らす。
       陽光を紡いだような淡い色の金髪がゆれ、父親譲りの新緑色の碧眼が舞う花弁を映す。
       巷では他王族と比べ華がないと揶揄される容姿も、彼から見れば名工が作った芸術品のように美しい。紺色を基調とした共通の制服も、彼が着れば最上級の礼服のように見える。
       花弁の吹雪と相まって、そこだけが別世界のように美しく、呆けた彼の耳に、微かな声が届いた。
      「……懐かしい、な」
       言葉通りその声音は懐かしげで、かつ寂しげだった。その声に我に返った男は、彼の名前を呼ぶ。
      「ハーシェリク殿下?」
       彼はこの大国の第七王子ハーシェリク・グレイシス。学院入学にも満たない年齢で先の西の帝国との圧倒的に不利な戦を勝利に導き、さらには私腹を肥やしていた大臣一派を一掃するという功績をあげた末王子。彼を人々はその金髪からか『光の王子』または『光の英雄』と呼ぶ。
       にわかには信じがたいことで、彼自身も半信半疑だ。
       そんな王子は、本日学院に入学し、式では新入生代表として答辞を述べることとなっている。
       呼ばれたハーシェリクは、ゆっくりと彼のほうむいた。
      「ごめんなさい、もう時間ですか?」
       申し訳なさそうにいう王子。それさえも絵になり、男は見惚れてしまった。すぐに我に返ると、誤魔化すように咳ばらいし、深々とお辞儀をする。
      「はい。お手数ですが、会場へお願いいたします」
      「わかりました。行きましょう」
       そうっ言って歩き出す。すれ違う時に、迎えにきてくれたことにお礼を言われ、男は恐縮する。
      (王族なのに、丁寧というか、腰が低いというか……)
       貴族の子息令嬢のほとんどが通う学院。もちろんその親でもある貴族たちに会うこともあり、横柄な対応をされることも多い。貴族よりも上位の王族、さらには臣民から持て囃


      IP属地:广东来自Android客户端3楼2024-01-10 00:09
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        貴族の子息令嬢のほとんどが通う学院。もちろんその親でもある貴族たちに会うこともあり、横柄な対応をされることも多い。貴族よりも上位の王族、さらには臣民から持て囃されている王子に対して、そんな先入観からと待機していた部屋からいなくなって苦労したことも重なり、あまりいい印象をもっていなかった彼は、拍子抜けである。
         そんな彼をおいて数歩進んで止まったハーシェリクは振り返る。
        「どうかしましたか?」
        「いえ! 申し訳ありません、ご案内いたします!」
         首をかしげる仕草さえ愛らしいハーシェリクに、彼は謝罪して、急ぎ歩き始め会場に向かった。
         そして問題はなく入学式は始まった今、ハーシェリクは戦いのさなかにいた。
        (どこの世界でも校長とか来賓の話は長い……)
         背筋を伸ばして姿勢よく着席し、顔は表情筋を駆使してまじめに話を聞いている彼。
         内心苦笑するハーシェリク。どこの世界でも同じだな、と感慨深い。
         前世でもそうだった。ハーシェリク……前世での名を早川涼子の住む世界でも、式典での挨拶は長かった。そして記憶に残っていない話の内容である。もしかしたら目を開けて寝ていたのかもしれない、とも思う。
         そんな涼子は、三十五歳の誕生日前日に交通事故に遭い他界、したかと思ったら異世界の金髪碧眼王子に生まれ変わっていた。
         その後、いろいろと、本当にいろいろあり、七歳となり、本日は学院への入学式へと参列している。
         そして今は、眠気と戦っていた。しかし眠気がかなり優勢である。
         屋外の講堂で行われている入学式。春の日差しが暖かく、かつ無駄に長い祝辞は子守歌でしかない。
        (寝そう……てか、寝ている人もいるんじゃない?)
         ちらりと視線だけ動かせば、何人かの新入……だけでなく、在校生も来賓も教師さえも、何人かあくびを噛み殺し、船を漕いでいる状態だ。
        「……ハーシェリク殿下より、入学生徒を代表し、答辞をいただきます」
        「はい」
         名を呼ばれ、ハーシェリクは壇上に上がる。見渡せば、先ほどまで眠気と戦っていた人たちも視線を向けている。そして新入生の席の後ろのほうには、特待生たちの席が用意され、見知った顔が何人もいた。
         その視線に様々な感情を感じ取り、ハーシェリクはこっそりとため息を漏らしつつ、手渡された式辞用紙を開く。毎年変わらないであろう、使い古された内容である。
         王族や貴族が入学するとしても、所詮七歳の子ども。事前に家庭で教育されているとしても、限度があり、自分で原稿を用意することはほぼ不可能であろう。一部の天才と呼ばれる者たちと中身ギリアラサーの自分を除いてだが。
        「本日は……」
         そう読み始めつつ、ハーシェリクは事前に目は通していたが、再度ざっと見る。
        (うーん、これも長い)
         最初の行を読んだだけで、視界の端にあくびをする新入生が見えた。自分が壇上にあがったことによって飛んでっいった眠気が、すぐに舞い戻ったのだろう。ハーシェリック自身、とても気持ちがわかる。
        (よし)
         ハーシェリクは式辞用紙の紙を、音が鳴るほど勢いよく閉じる。
         その行動に誰もが驚き、再度眠気も吹き飛び、視線は金髪碧眼王子に集中した。
         そんな視線を一斉にあびたハーシェリクは、天使のような微笑を浮かべて口を開く。
        「学園生活、一緒に楽しみましょう! 以上!」
        (さあ二回目の人生での、学校生活のはじまりだ!)
         皆が皆唖然とするなか、意気揚々と壇上を後にする素晴らしい笑顔のハーシェリクであった。
         そんな彼は、入学早々学院長室に呼び出され、学院長から懇々と学園の由緒正しい歴史を交えながらのお説教を頂くこととなる。
         ハーシェリクは、学院長直々に説教をもらうという、学院史上最年少最短記録を大幅に更新したのだった。
         時刻は深夜を回っていた。
         その貴族の男の目の前に『死』が迫っている。
        「命だけは、お助けくださいッ!」
         そう這いつくばって懇願するが、『死』の返答はない。
         それでも男は言葉を続ける。やめた瞬間、自分の命はなくなるのだと、確信をしているからだ。
        「なんでもお渡しします! 金でも宝石でも……屋敷でも土地でも人間でもなんでも!」
         命さえあれば一時の損失などすぐ補填できる。あの大臣がいなくなってやりにくくはなったが、法の目をすり抜ける方法などいくつもあるのだ。
         だから今この場さえしのげればいい、と男は額を床にこすりつけながら、今後の算段をする。
        「どうか、どうか命だけはおたすけッ!?」
         肩を蹴り上げられた。男は這いつくばった姿勢から反転し、尻もちをつくような恰好となる。
         男が見上げると、窓から差し込んだ月明かりが、『死』が持つ物に反射した。そして空気を裂くような小さな音を聞こえた瞬間、貴族の


        IP属地:广东来自Android客户端4楼2024-01-10 00:11
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          男が見上げると、窓から差し込んだ月明かりが、『死』が持つ物に反射した。そして空気を裂くような小さな音を聞こえた瞬間、貴族の男の命は『死』に刈り取られる。
           支える力を失った貴族の男だった体は、後ろへと倒れこみ、動かなくなった。
           『死』は、男の胸に一枚の羊皮紙を置き、壁に書類を留める画鋲がごとく短剣を突き刺す。
           そして開け放たれた窓から、闇夜に紛れ消えた。
           部屋には争い散乱した書類や家具、頭部から血を流す貴族だった男の死体。
          そして……
          『裁けぬ悪と罪に、光が罰をもたらさん』
           そう書かれた羊皮紙と、金の柄に緑の宝石で装飾された短剣が残された。
           翌朝、家令が部屋と主人の惨状を発見し、警邏に通報されるまで、短剣は窓から差し込む光を受け、淡く輝いていた。
          -----
          では皆様もよい年末を。そして幸多き来年になりますよう願いをこめて、年末のご挨拶とさせて頂きます。
          2023.12.31 楠 のびる


          IP属地:广东来自Android客户端5楼2024-01-10 00:12
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            时隔多年再次更新,实在感慨良多


            IP属地:广东来自Android客户端6楼2024-01-10 00:14
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              年末惯例的问候2023年版
              2023年12月31日(星期日)12:45
              大家辛苦了。
              我是每天都在努力生存的楠木。虽然跳槽的事情进展得并不顺利,但是“即使我可以应聘,也没有决定权啊! 总之先把应聘文件里的文件夹还给我吧”,于是就开始每天的求职活动了。下次我想在一个像样的地方工作。
              好了,今年也快结束了。
              总觉得因为今年写了短篇小说,稍微恢复了写作的欲望... ... 希望有啊(希望)。
              谢谢各位的感想,评论,DM 等的留言。我虽然没有一一回复,但是都很珍惜地阅读了。
              也感谢填写推特上问卷的各位。
              明年的活动计划和目标:
              1.刊登书籍各卷的番外篇
              2.哈谢利克的续集公开
              3.更换笔名,在其他网站上发表新的作品
              4.新作将参加某个奖项评比(公开未定)
              5.跳槽成功(重要)
              6.爱猫(最重要)
              事情就是这样。这只是一个计划,一个目标。当然我也可能只能完成到最低程度(笑


              IP属地:广东来自Android客户端9楼2024-01-10 00:27
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                谢谢大佬


                IP属地:广东来自Android客户端10楼2024-03-30 10:45
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                  制到别的帖子里再点开就好了$sbya@@ndmeomeceritos@lpb@mppxaboduaipb@2p1@1pbp@935402c12@ya@@200200b3@y2@ya@@240610id@s1581509876t$


                  IP属地:浙江来自Android客户端11楼2024-04-06 23:09
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